HOW IT WORKS
3x3のしくみ
5人制の五輪出場は、主に代表チームがワールドカップや予選大会で勝ち上がることで決まります。3x3は、選手一人ひとりが稼いだポイントの合計で国の順位が決まり、その順位が五輪への出場に直結するのが大きな違いです。
-
01
選手が大会に出る
代表チームの大会だけでなく、クラブチームで出る大会も対象です。
-
02
個人ポイントを獲得
大会の格と成績に応じて、選手ごとにポイントが付きます。
-
03
国内上位20人を合算
各選手の成績上位9大会・2年分が対象。この合計が国別ランキングになります。
-
04
五輪の出場枠が決まる
2027年12月1日時点の順位で、アジアパシフィック・ゾーンは上位2か国が出場権を獲得します。
Events / ポイントが付く主な大会
国と国の大会
ワールドカップ、アジアカップ、ネーションズリーグ、アジア競技大会、五輪予選など。
プロサーキット
女子は、世界を転戦するFIBA 3x3 ウィメンズシリーズ。女子日本代表もクラブチームと同じ枠で参戦しています。
国内のリーグ・大会
国内リーグや日本選手権なども、FIBAに認定された大会であればポイントの対象です。
Glossary / このページに出てくる用語
このページに出てくる用語(9語)アジアパシフィック・ゾーン、国別ランキング/個人ランキング、ウィメンズシリーズ、ネーションズリーグ/STOP、本戦/予備予選、予選プール、U21/U23、OQT1/OQT2/OQS、HC
- アジアパシフィック・ゾーン
- アジアとオセアニアをまとめた地域の区分。中国、モンゴル、日本、ニュージーランドなどが入ります。五輪のランキング枠は、このゾーンの上位2か国に与えられます。
- 国別ランキング/個人ランキング
- 選手ごとのポイントが個人ランキング。その国の上位20人の合計が国別ランキングです。
- ウィメンズシリーズ
- 女子の国際サーキット。各STOP(大会)の成績でポイントを積み、上位8チームがFINALに進みます。クラブチームのほか、日本など国の代表チームも出場します。
- ネーションズリーグ/STOP
- 国の代表チームによるリーグ戦。1週間ほどの間に「STOP」と呼ぶ大会を何回か行い、その合計で総合順位を決めます。
- 本戦/予備予選
- 多くの国際大会は、本戦の前に予備予選(クオリファイングドロー)があります。ランキング上位のチームは予備予選なしで本戦に入れます(ストレートイン)。
- 予選プール
- 本戦の最初に行うグループ戦。3〜5チームで総当たりし、上位が決勝トーナメントに進みます。予備予選とは別のものです。
- U21/U23
- 21歳以下・23歳以下のカテゴリー。U21ネーションズリーグで総合優勝すると、U23ワールドカップに出場できます。
- OQT1/OQT2/OQS
- 2028年に行われる五輪予選。OQT1は5人制で近年五輪に出ていない国向け、OQT2はランキング上位国向けの予選、OQS(Olympic Qualifier Series)は最終予選です。
- HC
- ヘッドコーチ。3x3は試合中にベンチから指示を出すコーチがいませんが、代表チームにはヘッドコーチがいて、合宿や選考、大会前後の指導を担当します。
NOW
30秒でわかる現在地
2026年、女子はウィメンズシリーズを転戦しながら、アジアカップ・ワールドカップ、アンダーカテゴリーの大会に出場しました。ランキングと、主な大会で掲げていた目標・結果です。
Ranking / 国別ランキング(女子)
4月時点でモンゴルとの差は約13万ポイントでしたが、ウィメンズシリーズの成績で6月下旬に逆転し、今は日本が2位です。最新のポイントは公開されていないため、4月時点の数字を載せています。
Goals & Results / 主な大会の目標と結果
POLICY
日本代表の強化方針
JBAが公表している、LA 2028に向けた3x3女子の強化方針をまとめました。
目標
JBAは、女子の目標をロサンゼルス2028五輪の「出場権獲得」と「メダル獲得」としています。2027年12月時点でゾーン上位2チームに入り、ランキング枠で直接出場することを目指しています。
2026年度の方針
「ポイントの獲得」と「競技力の向上」を両立させるため、ウィメンズシリーズの5〜9月に世界を転戦します。
- 世界を転戦
- 継続的に
- 同じメンバー
選手の選び方
Wリーグ所属・3x3専任・大学生の3つのカテゴリーから選手を集め、競わせて選んでいます。前田HCは、5人制のシーズンと重ならない3x3のシーズンに「しっかりコミットできる選手」を求めています。
「世界と戦う本気の3×3女子日本代表チームをお見せしたい」前田有香ヘッドコーチ(2026年4月)
ポイントを積み上げる工夫
国別ランキングは、国内上位20選手の個人ポイントの合計で決まります。海外クラブでプレーする日本人選手のポイントも日本に加算されるため、桂葵選手はアゼルバイジャンのNeftchi SOCARでウィメンズシリーズに出場しました。国内クラブ(三菱電機など)のウィメンズシリーズ参戦も、日本の合計に入ります。ヘッドコーチ
前田有香(2025年5月就任)。アイシンで5人制をプレーし、2018年に3x3女子代表。ドイツのクラブで選手兼コーチを務め、ウィメンズシリーズで優勝した経験があります。
体制の強化
2025年にはセルビアから海外コーチを招いて合宿を実施。2026年は、スキルコーチ・スポーツパフォーマンスコーチ・アナリストを新たに加えました。
自国開催
2026年8月のウィメンズシリーズ東京は、JBAが初めて招致したFIBA 3x3の主催大会です。同じ8月には高崎でも開催されました。
WOMEN'S SERIES 2026
ウィメンズシリーズの転戦
女子日本代表は、5〜8月にFIBA 3x3 ウィメンズシリーズの7大会を、ほぼ同じメンバーで転戦しました。シーズンの目標は、9月のFINAL(上位8チーム)への出場でした。
結果はツアー18位(320pt)で、FINALには届きませんでした。JBAによると、東京の後の時点で8位とは177ポイント差があり、高崎が今シーズン最後の参戦になりました。
- 5.1–2中国・成都16チーム中10位(予選プールで敗退)
ポーランド 16-17 / 中国 13-20
- 5.7–8フィリピン・マニラ16チーム中12位(予選プールで敗退)
目標 ベスト8(JBAの大会記事)
リトアニア 6-18 / モンゴル 8-13
- 6.20–21アゼルバイジャン・スムガイト16チーム中4位(準決勝で敗退)
豪州 10-21 / タイ 12-11 / 準々決勝 Neftchi SOCAR 14-13 / 準決勝 ウクライナ 11-15
- 6.25–26モンゴル・ウランバートル16チーム中4位(準決勝で敗退)
パラグアイ 19-9 / フランスU25 19-13 / 準々決勝 タイ 17-11 / 準決勝 ドイツ 8-21
- 7.23–24インドネシア・バタム16チーム中10位(予選プールで敗退)
フランス 14-19 / フィリピン 15-17
- 8.1–2東京(代々木第二)16チーム中3位
目標 ホームで最高の結果(JBAの大会記事)
シンガポール 21-6 / フランスU25 18-21 / 準々決勝 カナダ 19-18 / 準決勝 オランダ 11-15
- 8.29–30高崎16チーム中2位(準優勝)
目標 集大成(宮下希保選手)
Neftchi SOCAR 14-15 / 高崎 18-13 / 準々決勝 三菱電機 18-13 / 準決勝 豪州 20-16 / 決勝 カナダ 10-20
高崎には女子U24日本代表も出場しました(14位、予備予選で敗退)。日本のクラブの三菱電機は、ツアー9位でFINALにあと一歩でした。
「最後に優勝するために」準備してきた前田有香ヘッドコーチ(高崎の大会後)
ROAD TO LA 2028
LA 2028への道
五輪3x3に出場できるのは男女各12チーム。そのうち日本の女子が狙えるのは、開催国枠とOQT1を除く9枠です。女子はランキング枠での直接出場を目指しています。
- 開催国
- アメリカ。
- ランキング枠
- 2027年12月1日時点の国別ランキングで決定。アジアパシフィック・ゾーンからは上位2か国(オセアニアが上位2つを占めた場合は、アジア最上位国が繰り上がり)。日本はゾーン2位(2026年8月時点)。
- OQT1
- 直近2回の五輪で5人制に出ていない国が対象の予選。日本は対象外です。
- OQT2
- ランキング上位国が出場する2028年の世界予選。上位2か国が出場権を獲得。
- 最終予選(OQS)
- 2028年5月に東京と上海で1大会ずつ。各大会の優勝国が出場権を獲得。2027年の主要大会の上位国などが出場します。
- 2025.12–2027.12ランキングのポイント対象期間
この2年間の国際大会の成績がランキングに反映されます
- 2027.3.31–4.4FIBA 3x3 アジアカップ2027(モンゴル・ウランバートル)
- 2027.6FIBA 3x3 ワールドカップ2027(シンガポール)
日程の詳細は未発表
- 2027.12.1ランキング確定
ランキング枠の5か国が決まります
- 2028.3–6世界予選(OQT1・OQT2)
日程・開催地は未発表
- 2028.5.4–7 / 5.11–14最終予選 Olympic Qualifier Series(東京/上海)
各大会の優勝国(男女各1)が出場権を獲得
- 2028.7.16–22ロサンゼルス五輪 3x3
SEASON 2026
2026シーズンの振り返り
フル代表とU21・U23代表の主な大会で、大会前に掲げていた目標と結果です。
スコアの見方
3x3は10分間の試合ですが、どちらかが21点以上に届いた時点で試合終了です。そのため、スコアの形で試合の展開がわかります。
- 21-17先に21点に届いて勝利。
- 15-20どちらも21点に届かず、10分が終わった時点でリードしていた方の勝ち。
- 20-2220点から2点シュートを決めて21点を超えた。同点で延長(先に2点取った方が勝ち)になった場合も22点以上になります。
FIBA 3x3 アジアカップ2026
4位 / 21チーム4.3–5 / シンガポール金メダルを目指してがんばっていきます鶴見彩選手(大会前)。JBAの記事にも「男女揃って金メダル獲得が目標」
| ラウンド | 相手 | スコア |
|---|---|---|
| 予選プール | シンガポール | ○ 21-11 |
| 予選プール | チャイニーズ・タイペイ | ○ 14-11 |
| 準々決勝 | タイ | ○ 15-13 |
| 準決勝 | フィリピン | ● 19-21 |
| 3位決定戦 | 中国 | ● 15-20 |
FIBA 3x3 ワールドカップ2026
15位 / 20チーム6.1–7 / ポーランド・ワルシャワ| ラウンド | 相手 | スコア |
|---|---|---|
| 6.2 | フランス | ○ 16-13 |
| 6.2 | ウクライナ | ● 18-19 |
| 6.4 | カナダ | ● 11-14 |
| 6.4 | リトアニア | ● 11-21 |
U21 ネーションズリーグ(アジア2)
1位 / 6チーム7.13–19 / マレーシアU21ネーションズリーグで総合優勝すると、U23ワールドカップの出場権が得られます。
U23 ネーションズリーグ(アジア セントラル/イースト)
1位 / 6チーム8.10–16 / 中国・滄州FIBA 3x3 U23ワールドカップ2026
12位 / 20チーム9.15–19 / 中国・武漢4人で楽しんで金メダルを取りたい伊波美空選手(大会前)
| ラウンド | 相手 | スコア |
|---|---|---|
| 予選プール | オーストラリア | ● 11-20 |
| 予選プール | アメリカ | ● 14-16 |
| 予選プール | ケニア | ○ 22-15 |
| 予選プール | スロベニア | ● 16-17 |
第20回アジア競技大会(23歳以下)
金メダル / 16チーム9.21–25 / 愛知・名古屋| ラウンド | 相手 | スコア |
|---|---|---|
| 予選プール | チャイニーズ・タイペイ | ● 8-12 |
| 予選プール | イラン | ● 16-18 |
| 予選プール | ウズベキスタン | ○ 19-11 |
| 準々決勝進出決定戦 | マレーシア | ○ 13-9 |
| 準々決勝 | 中国 | ○ 17-16 |
| 準決勝 | 韓国 | ○ 19-8 |
| 決勝 | フィリピン | ○ 21-11 |
アジア大会のメンバー:平下結貴、西ファトゥマ七南、山本遥香、堀内桜花(負傷した八木悠香と入れ替わりで平下が加入)。
「3×3に携わってくれたみんなで獲った金メダル」前田有香ヘッドコーチ(アジア競技大会後)
PLAYERS
選手たち
3x3の選手はシーズン中にクラブを移ることが多いため、所属には時点を併記しています。ポジションはJBAが公表していないため載せていません。
鶴見 彩
3x3専任のガード。アジアカップ2026で1試合6アシストの日本記録(JBA調べ)。
MAURICE LACROIX(2026年5月時点)桂 葵
2026年のウィメンズシリーズはアゼルバイジャンのNeftchi SOCARで出場し、オルレアンで優勝。
トヨタ紡織/ZOOS(2026年5月時点)宮下 希保
2025年のウィメンズシリーズ・ジャカルタでMVP。
富士通(2026年5月時点)高橋 未来
2点シュートが武器。アジアカップ2026の2点シュート成功11本は大会2位。
アイシン(2026年5月時点)野口 さくら
2026年に代表初選出。2026シーズンから韓国のWKBLでプレー。
新韓銀行(2026年6月時点)田中 平和
2026年は国内個人ランキング1位。5人制の女子代表も兼ねる。
トヨタ自動車(2026年8月時点)花島 百香
2026年に代表初選出。U21・U23のネーションズリーグで3連覇。
ENEOS(2026年8月時点)山本 雪鈴
U23の個人ランキングで世界3位(2026年8月時点)。
三菱電機西 ファトゥマ七南
U23ネーションズリーグ2連覇、アジア大会で金メダル。
トヨタ紡織平下 結貴
2026年のディベロップメントキャンプから代表入りし、アジア大会で金メダル。
トヨタ紡織山本 遥香
2026年が代表活動の初参加。アジア大会で金メダル。
三菱電機堀内 桜花
U21ネーションズリーグで総合優勝、アジア大会で金メダル。
シャンソン化粧品伊波 美空
U23ネーションズリーグ、U23ワールドカップに出場。
トヨタ紡織澤 知央
U23ワールドカップに出場。
三菱電機三菱電機は、クラブチームとしてウィメンズシリーズに参戦している日本のチームです。2026年は東京で準優勝、年間9位で、FINALにあと一歩でした。所属選手の獲得ポイントは、日本の国別ランキングにも加算されます。
高橋 芙由子
アジアカップ2026の予備登録。三菱電機の3x3チームでウィメンズシリーズを転戦。
三菱電機/FLOWLISH GUNMA山本 雪鈴
U23の個人ランキングで世界3位(2026年8月時点)。U23ワールドカップにも出場。
三菱電機山本 遥香
アジア大会で金メダル。U23ネーションズリーグ2連覇のメンバー。
三菱電機澤 知央
U23ワールドカップに出場。
三菱電機RULES
はじめての3x3
5人制との違いを押さえると、観戦がもっと面白くなります。
3人対3人、ゴールは1つ
コートは通常の半面ほど。1チーム4人で、コート上は3人。ベンチからの指示を出すコーチはいません。
1点と2点
アークの内側からのシュートは1点、外側からは2点。フリースローは1本1点です。
10分・21点
試合は10分1本勝負。先に21点に届いたチームがその時点で勝ちです。同点なら延長で、先に2点取った方が勝ち。
12秒で打つ
ショットクロックは12秒。攻撃がとにかく速く、目が離せません。
攻守が切り替わったらアークの外へ
リバウンドやスティールでボールを取ったら、一度アークの外に出してから攻撃します。
交代は自由
ボールがデッドのとき、エンドラインの後ろで自由に交代できます。タイムアウトは各チーム1回。
出典(1件)
NEXT
次の試合と応援方法
FIBA 3x3 アジアカップ2027(モンゴル・ウランバートル)
メンバーは未発表です。
国内で観る
代表選手の多くは国内の3x3クラブでもプレーしています。国内の主要リーグのほか、第12回3x3日本選手権の決勝が2027年2月27〜28日に東京で開催予定です。