非公式まとめ / 3x3 女子日本代表

情報更新日:

3x3女子日本代表、
LA 2028への道

女子はいまアジアパシフィック・ゾーン2位(2026年8月時点、世界8位)。JBAは、2027年12月1日時点でゾーン上位2チームに入り、ランキング枠で直接出場することを目指しています。2026年9月のアジア競技大会(23歳以下)では、女子3x3で史上初の金メダルを獲得しました。

五輪出場ランキングの確定まで—日
最終予選(東京大会)開幕まで—日
ロサンゼルス五輪 3x3 開幕まで—日

最終予選は2028年5月4〜7日に東京、5月11〜14日に上海で開催(日本の出場は未定)。五輪3x3は2028年7月16〜22日、男女各12チームが出場します。

HOW IT WORKS

3x3のしくみ

5人制の五輪出場は、主に代表チームがワールドカップや予選大会で勝ち上がることで決まります。3x3は、選手一人ひとりが稼いだポイントの合計で国の順位が決まり、その順位が五輪への出場に直結するのが大きな違いです。

  1. 01

    選手が大会に出る

    代表チームの大会だけでなく、クラブチームで出る大会も対象です。

  2. 02

    個人ポイントを獲得

    大会の格と成績に応じて、選手ごとにポイントが付きます。

  3. 03

    国内上位20人を合算

    各選手の成績上位9大会・2年分が対象。この合計が国別ランキングになります。

  4. 04

    五輪の出場枠が決まる

    2027年12月1日時点の順位で、アジアパシフィック・ゾーンは上位2か国が出場権を獲得します。

Events / ポイントが付く主な大会

代表チームで出る

国と国の大会

ワールドカップ、アジアカップ、ネーションズリーグ、アジア競技大会、五輪予選など。

クラブチームで出る

プロサーキット

女子は、世界を転戦するFIBA 3x3 ウィメンズシリーズ。女子日本代表もクラブチームと同じ枠で参戦しています。

国内

国内のリーグ・大会

国内リーグや日本選手権なども、FIBAに認定された大会であればポイントの対象です。

Glossary / このページに出てくる用語

このページに出てくる用語(9語)アジアパシフィック・ゾーン、国別ランキング/個人ランキング、ウィメンズシリーズ、ネーションズリーグ/STOP、本戦/予備予選、予選プール、U21/U23、OQT1/OQT2/OQS、HC
アジアパシフィック・ゾーン
アジアとオセアニアをまとめた地域の区分。中国、モンゴル、日本、ニュージーランドなどが入ります。五輪のランキング枠は、このゾーンの上位2か国に与えられます。
国別ランキング/個人ランキング
選手ごとのポイントが個人ランキング。その国の上位20人の合計が国別ランキングです。
ウィメンズシリーズ
女子の国際サーキット。各STOP(大会)の成績でポイントを積み、上位8チームがFINALに進みます。クラブチームのほか、日本など国の代表チームも出場します。
ネーションズリーグ/STOP
国の代表チームによるリーグ戦。1週間ほどの間に「STOP」と呼ぶ大会を何回か行い、その合計で総合順位を決めます。
本戦/予備予選
多くの国際大会は、本戦の前に予備予選(クオリファイングドロー)があります。ランキング上位のチームは予備予選なしで本戦に入れます(ストレートイン)。
予選プール
本戦の最初に行うグループ戦。3〜5チームで総当たりし、上位が決勝トーナメントに進みます。予備予選とは別のものです。
U21/U23
21歳以下・23歳以下のカテゴリー。U21ネーションズリーグで総合優勝すると、U23ワールドカップに出場できます。
OQT1/OQT2/OQS
2028年に行われる五輪予選。OQT1は5人制で近年五輪に出ていない国向け、OQT2はランキング上位国向けの予選、OQS(Olympic Qualifier Series)は最終予選です。
HC
ヘッドコーチ。3x3は試合中にベンチから指示を出すコーチがいませんが、代表チームにはヘッドコーチがいて、合宿や選考、大会前後の指導を担当します。
出典(2件)

NOW

30秒でわかる現在地

2026年、女子はウィメンズシリーズを転戦しながら、アジアカップ・ワールドカップ、アンダーカテゴリーの大会に出場しました。ランキングと、主な大会で掲げていた目標・結果です。

Ranking / 国別ランキング(女子)

世界8位

2026年8月2日時点

アジアパシフィック・ゾーン2位

2026年8月14日時点

ゾーン内の順位(2026年8月時点)
1中国
2日本
3モンゴル
LA 2028のランキング枠は、アジアパシフィック・ゾーン(アジア+オセアニア)の上位2チームに与えられます。判定は2027年12月1日時点です。日本は4月15日時点では3位でしたが、6月下旬にモンゴルを抜いて2位に上がりました。
逆転前のポイント比較(2026年4月15日時点。この時点で日本は3位)
1 中国約206万
2 モンゴル約131万

4月時点でモンゴルとの差は約13万ポイントでしたが、ウィメンズシリーズの成績で6月下旬に逆転し、今は日本が2位です。最新のポイントは公開されていないため、4月時点の数字を載せています。

Goals & Results / 主な大会の目標と結果

出典(4件)

POLICY

日本代表の強化方針

JBAが公表している、LA 2028に向けた3x3女子の強化方針をまとめました。

目標

JBAは、女子の目標をロサンゼルス2028五輪の「出場権獲得」と「メダル獲得」としています。2027年12月時点でゾーン上位2チームに入り、ランキング枠で直接出場することを目指しています。

2026年度の方針

「ポイントの獲得」と「競技力の向上」を両立させるため、ウィメンズシリーズの5〜9月に世界を転戦します。

  • 世界を転戦
  • 継続的に
  • 同じメンバー

選手の選び方

Wリーグ所属・3x3専任・大学生の3つのカテゴリーから選手を集め、競わせて選んでいます。前田HCは、5人制のシーズンと重ならない3x3のシーズンに「しっかりコミットできる選手」を求めています。

「世界と戦う本気の3×3女子日本代表チームをお見せしたい」前田有香ヘッドコーチ(2026年4月)

ポイントを積み上げる工夫

国別ランキングは、国内上位20選手の個人ポイントの合計で決まります。海外クラブでプレーする日本人選手のポイントも日本に加算されるため、桂葵選手はアゼルバイジャンのNeftchi SOCARでウィメンズシリーズに出場しました。国内クラブ(三菱電機など)のウィメンズシリーズ参戦も、日本の合計に入ります。

ヘッドコーチ

前田有香(2025年5月就任)。アイシンで5人制をプレーし、2018年に3x3女子代表。ドイツのクラブで選手兼コーチを務め、ウィメンズシリーズで優勝した経験があります。

体制の強化

2025年にはセルビアから海外コーチを招いて合宿を実施。2026年は、スキルコーチ・スポーツパフォーマンスコーチ・アナリストを新たに加えました。

自国開催

2026年8月のウィメンズシリーズ東京は、JBAが初めて招致したFIBA 3x3の主催大会です。同じ8月には高崎でも開催されました。

出典(8件)

WOMEN'S SERIES 2026

ウィメンズシリーズの転戦

女子日本代表は、5〜8月にFIBA 3x3 ウィメンズシリーズの7大会を、ほぼ同じメンバーで転戦しました。シーズンの目標は、9月のFINAL(上位8チーム)への出場でした。

大会ごとの獲得ポイント(各大会16チーム)
成都18pt
マニラ14pt
スムガイト60pt
ウランバートル60pt
バタム18pt
東京70pt
高崎80pt

結果はツアー18位(320pt)で、FINALには届きませんでした。JBAによると、東京の後の時点で8位とは177ポイント差があり、高崎が今シーズン最後の参戦になりました。

  • 5.1–2中国・成都
    16チーム中10位(予選プールで敗退)

    ポーランド 16-17 / 中国 13-20

  • 5.7–8フィリピン・マニラ
    16チーム中12位(予選プールで敗退)

    目標 ベスト8(JBAの大会記事)

    リトアニア 6-18 / モンゴル 8-13

  • 6.20–21アゼルバイジャン・スムガイト
    16チーム中4位(準決勝で敗退)

    豪州 10-21 / タイ 12-11 / 準々決勝 Neftchi SOCAR 14-13 / 準決勝 ウクライナ 11-15

  • 6.25–26モンゴル・ウランバートル
    16チーム中4位(準決勝で敗退)

    パラグアイ 19-9 / フランスU25 19-13 / 準々決勝 タイ 17-11 / 準決勝 ドイツ 8-21

  • 7.23–24インドネシア・バタム
    16チーム中10位(予選プールで敗退)

    フランス 14-19 / フィリピン 15-17

  • 8.1–2東京(代々木第二)
    16チーム中3位

    目標 ホームで最高の結果(JBAの大会記事)

    シンガポール 21-6 / フランスU25 18-21 / 準々決勝 カナダ 19-18 / 準決勝 オランダ 11-15

  • 8.29–30高崎
    16チーム中2位(準優勝)

    目標 集大成(宮下希保選手)

    Neftchi SOCAR 14-15 / 高崎 18-13 / 準々決勝 三菱電機 18-13 / 準決勝 豪州 20-16 / 決勝 カナダ 10-20

高崎には女子U24日本代表も出場しました(14位、予備予選で敗退)。日本のクラブの三菱電機は、ツアー9位でFINALにあと一歩でした。

「最後に優勝するために」準備してきた前田有香ヘッドコーチ(高崎の大会後)
出典(10件)

ROAD TO LA 2028

LA 2028への道

五輪3x3に出場できるのは男女各12チーム。そのうち日本の女子が狙えるのは、開催国枠とOQT1を除く9枠です。女子はランキング枠での直接出場を目指しています。

開催国
アメリカ。
ランキング枠
2027年12月1日時点の国別ランキングで決定。アジアパシフィック・ゾーンからは上位2か国(オセアニアが上位2つを占めた場合は、アジア最上位国が繰り上がり)。日本はゾーン2位(2026年8月時点)。
OQT1
直近2回の五輪で5人制に出ていない国が対象の予選。日本は対象外です。
OQT2
ランキング上位国が出場する2028年の世界予選。上位2か国が出場権を獲得。
最終予選(OQS)
2028年5月に東京と上海で1大会ずつ。各大会の優勝国が出場権を獲得。2027年の主要大会の上位国などが出場します。
  1. 2025.12–2027.12ランキングのポイント対象期間

    この2年間の国際大会の成績がランキングに反映されます

  2. 2027.3.31–4.4FIBA 3x3 アジアカップ2027(モンゴル・ウランバートル)
  3. 2027.6FIBA 3x3 ワールドカップ2027(シンガポール)

    日程の詳細は未発表

  4. 2027.12.1ランキング確定

    ランキング枠の5か国が決まります

  5. 2028.3–6世界予選(OQT1・OQT2)

    日程・開催地は未発表

  6. 2028.5.4–7 / 5.11–14最終予選 Olympic Qualifier Series(東京/上海)

    各大会の優勝国(男女各1)が出場権を獲得

  7. 2028.7.16–22ロサンゼルス五輪 3x3
出典(3件)

SEASON 2026

2026シーズンの振り返り

フル代表とU21・U23代表の主な大会で、大会前に掲げていた目標と結果です。

スコアの見方

3x3は10分間の試合ですが、どちらかが21点以上に届いた時点で試合終了です。そのため、スコアの形で試合の展開がわかります。

  • 21-17先に21点に届いて勝利。
  • 15-20どちらも21点に届かず、10分が終わった時点でリードしていた方の勝ち。
  • 20-2220点から2点シュートを決めて21点を超えた。同点で延長(先に2点取った方が勝ち)になった場合も22点以上になります。
フル代表

FIBA 3x3 アジアカップ2026

4位 / 21チーム4.3–5 / シンガポール
目標金メダル金メダルを目指してがんばっていきます鶴見彩選手(大会前)。JBAの記事にも「男女揃って金メダル獲得が目標」
結果21チーム中4位予選を含む21チーム(本戦12チーム)。準決勝・3位決定戦で敗戦
ラウンド相手スコア
予選プールシンガポール○ 21-11
予選プールチャイニーズ・タイペイ○ 14-11
準々決勝タイ○ 15-13
準決勝フィリピン● 19-21
3位決定戦中国● 15-20
フル代表

FIBA 3x3 ワールドカップ2026

15位 / 20チーム6.1–7 / ポーランド・ワルシャワ
目標ベスト8(日本初)JBAの大会記事。前田HCはプロセスの目標として「2点シュートの試投を全体の半分以上」を掲げた
結果20チーム中15位予選プール1勝3敗で敗退
ラウンド相手スコア
6.2フランス○ 16-13
6.2ウクライナ● 18-19
6.4カナダ● 11-14
6.4リトアニア● 11-21
U21

U21 ネーションズリーグ(アジア2)

1位 / 6チーム7.13–19 / マレーシア

U21ネーションズリーグで総合優勝すると、U23ワールドカップの出場権が得られます。

目標総合優勝JBAの大会記事
結果6チーム中1位(総合優勝)U23ワールドカップの出場権を獲得。STOPごとの順位は2・3・1・1・1・2位
U23

U23 ネーションズリーグ(アジア セントラル/イースト)

1位 / 6チーム8.10–16 / 中国・滄州
目標全STOPで優勝森美麗選手らが掲げた目標(JBAの大会記事)
結果6チーム中1位(総合優勝、2連覇)STOPごとの順位は1・1・3・2・3・1位
U23

FIBA 3x3 U23ワールドカップ2026

12位 / 20チーム9.15–19 / 中国・武漢
目標世界一(2019年以来)4人で楽しんで金メダルを取りたい伊波美空選手(大会前)
結果20チーム中12位予選プール1勝3敗で敗退
ラウンド相手スコア
予選プールオーストラリア● 11-20
予選プールアメリカ● 14-16
予選プールケニア○ 22-15
予選プールスロベニア● 16-17
U23

第20回アジア競技大会(23歳以下)

金メダル / 16チーム9.21–25 / 愛知・名古屋
目標金メダル大会後のJBAの記事に「半年以上前から金メダル獲得にターゲット」。大会前の発言は未確認
結果16チーム中1位(金メダル)アジア大会の女子3x3で史上初の優勝。2018年の銀、2023年の銅に続き3大会連続のメダル
ラウンド相手スコア
予選プールチャイニーズ・タイペイ● 8-12
予選プールイラン● 16-18
予選プールウズベキスタン○ 19-11
準々決勝進出決定戦マレーシア○ 13-9
準々決勝中国○ 17-16
準決勝韓国○ 19-8
決勝フィリピン○ 21-11

アジア大会のメンバー:平下結貴、西ファトゥマ七南、山本遥香、堀内桜花(負傷した八木悠香と入れ替わりで平下が加入)。

「3×3に携わってくれたみんなで獲った金メダル」前田有香ヘッドコーチ(アジア競技大会後)
出典(13件)

PLAYERS

選手たち

3x3の選手はシーズン中にクラブを移ることが多いため、所属には時点を併記しています。ポジションはJBAが公表していないため載せていません。

鶴見 彩

165cm / 1992年生

3x3専任のガード。アジアカップ2026で1試合6アシストの日本記録(JBA調べ)。

MAURICE LACROIX(2026年5月時点)

桂 葵

182cm / 1992年生

2026年のウィメンズシリーズはアゼルバイジャンのNeftchi SOCARで出場し、オルレアンで優勝。

トヨタ紡織/ZOOS(2026年5月時点)

宮下 希保

178cm / 1998年生

2025年のウィメンズシリーズ・ジャカルタでMVP。

富士通(2026年5月時点)

高橋 未来

169cm / 2001年生

2点シュートが武器。アジアカップ2026の2点シュート成功11本は大会2位。

アイシン(2026年5月時点)

野口 さくら

182cm / 2001年生

2026年に代表初選出。2026シーズンから韓国のWKBLでプレー。

新韓銀行(2026年6月時点)

田中 平和

181cm / 2002年生

2026年は国内個人ランキング1位。5人制の女子代表も兼ねる。

トヨタ自動車(2026年8月時点)

花島 百香

178cm / 2003年生

2026年に代表初選出。U21・U23のネーションズリーグで3連覇。

ENEOS(2026年8月時点)
出典(8件)

RULES

はじめての3x3

5人制との違いを押さえると、観戦がもっと面白くなります。

3人対3人、ゴールは1つ

コートは通常の半面ほど。1チーム4人で、コート上は3人。ベンチからの指示を出すコーチはいません。

12

1点と2点

アークの内側からのシュートは1点、外側からは2点。フリースローは1本1点です。

10分・21点

試合は10分1本勝負。先に21点に届いたチームがその時点で勝ちです。同点なら延長で、先に2点取った方が勝ち。

12

12秒で打つ

ショットクロックは12秒。攻撃がとにかく速く、目が離せません。

攻守が切り替わったらアークの外へ

リバウンドやスティールでボールを取ったら、一度アークの外に出してから攻撃します。

交代は自由

ボールがデッドのとき、エンドラインの後ろで自由に交代できます。タイムアウトは各チーム1回。

出典(1件)

NEXT

次の試合と応援方法

試合を見る

国際大会は FIBA 3x3 公式YouTube で配信されています。大会によっては有料メンバー限定の場合があります。

最新情報を追う

代表の発表や試合結果は、JBA 3x3の公式アカウントで発信されています。

国内で観る

代表選手の多くは国内の3x3クラブでもプレーしています。国内の主要リーグのほか、第12回3x3日本選手権の決勝が2027年2月27〜28日に東京で開催予定です。

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